ソン・フンミン0本シュートの韓国代表、攻撃の「完結力」不足が招いたジレンマ
ボール保持率60%超えも得点力乖離。メキシコ戦で露呈した韓国の構造的課題。W杯2026突破への処方箋は

韓国代表FWソン・フンミンがメキシコ戦でシュート0本に終わったのは、ボール保持率60%超えながらも得点力に直結しない構造的な攻撃不全が背景にあった。試合は後半87分まで枠内シュートがなく、ゴール期待値も低迷。GKキム・スンギュのミスによる失点は結果論で、本質は攻撃の「完結力」不足にある。 メキシコ戦のデータは、韓国代表がボールを支配しても決定的な状況を作り出せないジレンマを浮き彫りにした。特にソン・フンミンの存在が攻撃の流れを止めるケースが顕著で、チームの攻撃構造に根深い課題が存在することが明らかになった。 ボール保持率60.2%を記録したものの、枠内シュート数は0、ゴール期待値も0.39と低水準にとどまった。これは、韓国代表がボールを奪っても相手のカウンターやDFラインの整備によって攻撃が頓挫する構造的な問題 を示唆している。 さらに、韓国代表の攻撃パターンが単調で、サイドからのクロスに依存する傾向が強かった点も課題として挙げられる。メキシコの守備陣は韓国の攻撃パターンを読み切り、効果的にブロック。ソン・フンミンへのマークも厳しく、彼が自由にプレーできるスペースをほとんど与えなかった。 また、ミッドフィールドでの創造性不足も顕著だった。韓国はボールを保持するものの、相手守備を崩すような縦パスやスルーパスが少なく、横パスやバックパスが目立った。これにより、攻撃のリズムが生まれず、ソン・フンミンらアタッカー陣が活きる場面がほとんどなかった。 試合後、韓国代表の監督は「攻撃の起点はできていたが、最後のところで選手の判断や技術が足りなかった」とコメント。一方で、メキシコのMFルイス・ロモは「韓国はボールを持つ時間が長いが、ス ペースを活かせていない」と分析した。 韓国代表には、ソン・フンミンの存在が攻撃の流れを止めないための戦術的な再編が求められる。W杯2026のグループステージ突破に向け、ボール保持と得点力の乖離を埋める具体策が不可欠だ。次戦の対戦相手や戦術トレーニングの方向性が注目される。 Football Channel で読む

















